靴下のニオイを嗅いだ猫がポカーン。そ、そんなに臭かった?

  • 2018-4-16
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靴下のニオイを嗅いだ猫がポカーン? この動作を猫のフレーメン反応といいます。

猫の嗅覚ってどれくらい?
猫を飼っている人の多くはきっと1度は見たことがあると思います。
脱ぎたての靴下のニオイを嗅いでポカーンと口を開けている姿を。「そんなに臭かった?」と傷ついている飼い主さんもいることでしょう。 そもそも、猫の嗅覚はどれくらい鋭いものなのでしょうか。 靴下のニオイを嗅いだ猫がポカーン。そ、そんなに臭かった?  
猫の嗅覚もかなり鋭い
猫の嗅覚はヒトよりも1万倍から10万倍は鋭いと言われています。
この数字を知ると「それなら靴下のニオイはかなりきついんじゃないの?」と思いがちなのですが、猫はヒトよりも1万倍強烈にニオイを感じているのではなく、空気中のニオイ物質の濃度が、ヒトが感知可能な濃度の1万分の1でも猫なら感知可能と言うことなのです。

では、先ほどの話に戻りますが、猫が靴下のニオイを嗅いでポカーンと口を開けているのはあまりの臭さに呆然としているのでしょうか。でも、猫って自分から靴下のニオイを嗅ぎに行ったりしますよね。
ヒトにはないヤコブソン器官
実はこの反応はフレーメンと呼ばれるもの。ヒト以外の哺乳類はヤコブソン器官を持っています。

このヤコブソン器官でフェロモンや尿のニオイを嗅ぐのです。ヤコブソン器官から出ている神経線維は長時間刺激にさらされても機能が衰えることはなく、ここから得られた情報はダイレクトに脳まで到達します。つまり、ニオイを嗅ぎすぎてニオイがわからなくなるというようなことは起きないのです。

猫のヤコブソン器官は口の中の上あご部分にあり、この器官を使ってニオイを嗅ぐことでどのような種類のニオイなのか分析します。

猫たちはこの器官から得られる自分以外の猫の情報をとても大切にします。相手の猫の性別、自分の知っている猫か、どのような状態かなどテリトリーの維持や生殖に関わる情報をヤコブソン器官から得ているのです。
靴下のニオイを嗅いだ猫がポカーン。そ、そんなに臭かった?
 
他の動物のフレーメン
このフレーメン反応は猫だけでなく、他の動物でも見ることができます。 馬が歯をむき出しにして笑っているような表情を見せたり、虎が口を半開きにしてべろりと舌を出していたりするのもフレーメンです。

フレーメンは言わば、セキュリティーチェックのようなもの。動物たちは自分のテリトリーの中にあるものが安全なものなのかそうでないのかチェックしているのです。

猫が飼い主の足や靴下のニオイをフレーメンするのは「これはどんなニオイなのか」「誰のニオイなのか」確かめるためなのです。あまりの臭さに呆然としているわけではないので安心して下さいね。
(画像はイメージです)  

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