シニア犬の血尿、あなどってはいけません!

  • 2017-7-10
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あらわれる症状が、老化現象の1つでそれほど心配ないものなのか、注意すべき病気のサインなのか、飼い主が気をつけてあげることが必要です。

血尿は病気のサイン
若いころは元気だった犬も、歳をとるにつれてあちこちに故障が出てくるのは、仕方のないことです。あらわれる症状が、老化現象の1つでそれほど心配ないものなのか、注意すべき病気のサインなのか、飼い主が気をつけてあげることが必要です。

病気のサインの1つに、血尿があります。血尿の原因となる病気には、放っておくと危険なものもあります。犬のおしっこに血が混じっているのを見つけたら、飼い主としてはビックリしてしまいますが、その原因がいくつか予想できれば、ちょっと安心ですね。

では、血尿の原因となる病気、いくつか紹介しましょう。
膀胱炎
膀胱炎は、細菌などが感染して膀胱に炎症がおきる病気。尿の色が赤茶っぽくなり、強い臭いをともない、血が混じることがあります。また、あまりおしっこが出ないのに何回も行きたがり、水を飲む回数も多くなります。

歳をとると体力や免疫力が落ちるためかかりやすく、メスは尿道が太くて短いので、オスよりかかりやすいですね。薬を処方してもらって何日か続けて飲めば、すぐに治る病気ですが、くり返す傾向があり、慢性化すると膀胱がんを発病する危険があるので、注意しましょう。

尿路結石症
尿路結石は、尿の成分が結晶化して結石となり、尿管や尿道を塞ぐことでおきる病気です。尿道が石によって傷つき、血尿となるもので、痛みをともないます。

オスは尿管が細いためメスよりおきやすく、場合によっては腎不全を引きおこし、手遅れになってしまう危険性もあります。血尿のほか、なかなかおしっこが出ない、痛がる、水をたくさん飲むような場合は、要注意。
シニア犬の血尿、あなどってはいけません!
前立腺炎
前立腺炎は、歳をとって体力・免疫力が低下したオスにみられるもので、尿道から雑菌が入り込み、前立腺に炎症がおきる病気です。

放置すると膀胱に炎症が広がり、前立腺腫瘍やがんの原因となるので、早めの対処が必要です。血尿のほか、発熱や嘔吐をともなうことがあります。
前立腺肥大
前立腺はオスだけにある生殖器で、加齢とともにホルモンバランスが乱れろことで発病します。肥大となっても最初のころは気づきにくく、進行するにしたがい血尿がみられます。

肥大化すると尿道を圧迫するため、頻尿に。これを防ぐために最も効果的なのは、去勢をすることです。
タマネギ中毒
血尿の意外な原因に、タマネギ中毒があります。タマネギや長ネギ、ニンニク、ニラなどには「アリルプロピルジスルファイド」という成分が含まれていて、これは血液中の赤血球を壊し、中毒症状を引きおこすため、犬に絶対食べさせてはいけない食材です。
シニア犬の血尿、あなどってはいけません!
犬の体重1キロに対し、20グラムを超えるタマネギの量が危険とされており、急性の貧血や血尿の症状があらわれます。飼い主が注意していても、ハンバーグや野菜炒めなど肉が入っていて食欲をそそる人間の食べ物は、犬にとっても刺激的な誘惑。盗み食いをしてとんでもない事態にならないよう、十分気をつけてあげましょう。
尿チェックを忘れずに!
体力も免疫力も低下してくるシニア犬には、さまざまな病気の可能性が潜んでいます。血尿の症状があらわれたら、早めに獣医さんの診察を受けるという対応が必要ですね。

おしっこの色や臭い、血の混じり方を観察し、獣医さんに説明できれば、より正確ですばやい診断がくだせます。ふだんから散歩中のおしっこやトイレシートのチェックを心がけましょう。

(画像はイメージです)  

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