放っておくと失明することも!犬猫の目の病気

  • 2017-6-1
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目の病気には、目薬をしていれば大丈夫!そんな風に思っていませんか? 目にあらわれる症状や病気をあなどってはいけません。

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目の病気には、目薬をしていれば大丈夫!そんな風に思っていませんか?
目にあらわれる症状や病気をあなどってはいけません。

動物の目は、ゴミやほこりなどの異物やシャンプー剤が入ったり、散歩中に草むらで傷つけたり、犬猫同士のけんかでひっかかれたりなど、常に危険にさらされています。また、目のトラブルの原因は非常に様々で、生まれつきの機能異常、アレルギーや内科的な病気によるもの、細菌・ウイルスによる感染症などがあります。
症状によっては視力に大きく影響しますので、病気のサインを見逃さないようにしましょう。

※ここで紹介している内容は、病気を自己判断するためのものではありません。病気を知って適切な治療を受けるための参考としてお読みください。

犬猫に多い目の病気
■結膜炎
結膜(白目部分など)に炎症を起こした状態で、軽度の結膜炎は比較的多く見られる症状です。
被毛や異物、シャンプーによる刺激、細菌やウイルスなどによる感染、アレルギーなどが原因となって起こります。涙や目やにが多くなり、まぶたのまわりが赤く腫れあがることもあります。

■角膜炎
角膜(黒目部分)に炎症を起こした状態です。涙や目やにが出たり、まぶたが腫れたりします。
シャンプーや目をこするなどの刺激や、細菌やウイルスなどの感染によって起こる場合があります。
症状が進むと、角膜潰瘍を生じることがあります。

■緑内障
眼圧の異常によるもので、眼圧が高くなって視神経を圧迫し、視野が狭くなってしまう病気です。
通常は閉じているはずの瞳孔が開いていることで、見る角度によって緑や赤色に見えることがあります。
また、黒目部分にむくみが生じて、青灰色に見えることもあります。放置すると、失明する危険が高い病気です。

■ぶどう膜炎
ぶどう膜は、虹彩、毛様体、脈絡膜の3つの部位から成立ち、眼球を覆っています。
その一部または全体に炎症が起きるのがぶどう膜炎です。
ぶどう膜炎は、その原因が目にあるとは限らず、他の病気が原因で起こることもあります。
また、その症状は様々で、目やに・涙が多く出る、眩しそうな仕草をする、痛がる、目がはれる、目の色に異常がある、などがあります。
場合によっては合併症、さらに失明に至る恐れがあります。

■流涙症
常に涙があふれ出ている状態です。症状として、目やにがよく出る、目の下が濡れる、目頭から鼻筋にかけて涙やけが起きる、などがあります。
主な原因として、何らかの理由による涙の量の増加、涙を鼻の奥に排泄する器官(涙小管、鼻涙管)の詰まりあるいは狭まり、他の病気によるもの(結膜炎、角膜炎、緑内障、ぶどう膜炎など)があげられます。
なりやすい犬種:マルチーズ シーズー トイ・プードル
なりやすい猫種:エキゾチック ヒマラヤン ペルシャ猫

■乾性角結膜炎(ドライアイ)
涙が何らかの理由で分泌されず、目の表面が乾燥して、角膜と結膜に炎症が起きる症状です。
「ドライアイ」とも呼ばれ、慢性的な症状では完治が難しく、原因の特定も難しい症状です。

■白内障
水晶体が白濁し、症状が進むと視力も低下していきます。犬では比較的よくみられる病気で、白内障の多くは、遺伝、加齢によるものや、糖尿病などの内科的病気によって起こります。原因によって主に以下のように分けられています。
先天性白内障:生まれつき水晶体がにごってしまっている。
若年性白内障:生後数ヶ月から数年といった若年齢から白内障となる。
後天性白内障:加齢による変化、糖尿病、外傷、中毒などによるもの。

■眼瞼内反(外反)症
内反症は、まぶたが内側に入り込んでいる状態をいい、外反症は、まぶたが外側にめくれている状態をいいます。
これらは生まれつきであることが多く、そのほかに外傷や重度の眼の病気によるまぶたの変形や、眼の周りの筋肉、神経の異常、瞼のまわりが痩せるといったことで、内反、外反が起こることがあります。
軽症であれば、眼を刺激しているまつげを除去することや、眼軟膏や目薬で対処しますが、一般的には自然には治らないので、矯正手術を行います。
ここまでご紹介している内容はほんの一部です。
以下のような症状が見られたらすぐに動物病院を受診しましょう。

【こんな症状が見られたら病院へ】
・ 涙が止まらない
・ 目やにが多い
・ 物や壁にぶつかる
・ 眼球が赤い
・ 目をつぶっている
・ 左右の目の大きさが違う
・ 頭をなでるのを嫌がる
・ 瞬きの回数が多い気がする
・ 目が変色している

 

目の病気は、目薬をしていれば治る、とは一概には言えません。
症状によっては、放っておくと失明することもあります。普段から愛犬・愛猫の目をよく観察し、目やにや目のまわりの汚れ、充血しているなど、異常があったらすぐに動物病院に相談しましょう。

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