【犬がかかりやすい病気】外耳炎

  • 2017-5-27
shutterstock_321026312_R

犬がかかりやすい一般的な病気のひとつに「外耳炎」があります。 外耳炎はいったいどんな症状が出るのでしょうか。 原因や治療についてみてみましょう。

外耳炎ってどんな症状?

耳
犬がかかりやすい一般的な病気のひとつに「外耳炎」があります。
外耳炎とは、外耳道(鼓膜から耳の穴の出口まで)に炎症を伴う病気です。人の外耳道が直線であるのに対し、犬の外耳道はL字型をしており、鼓膜を守るには都合の良い構造をしています。一方で、通気性が悪く、耳の中が高温多湿になりやすいため、細菌や真菌(カビ)、寄生虫が繁殖しやすい環境にあります。
※外耳炎の診断、治療については、必ず獣医師にご相談ください。

外耳道に炎症を起こし、かゆみ、悪臭、耳垢がいつもより多い、といった症状がみられます。耳を掻きこわして出血したり、耳が腫れて皮膚が厚くなったり、外耳道を塞いでしまったりすることもあります。さらに悪化すると、炎症が耳の奥にまで広がって、中耳炎や内耳炎を起こす場合もあります。
耳や頭をしきりに掻く、耳を床や壁にこすりつける、首を振る、といった仕草は、外耳炎のサインかもしれません。そのサインを見逃さないようにしましょう。

こんなときは受診を

■ 耳の中が赤い、腫れて穴が狭くなっている
■ 耳の中からいつもと違う臭いがする(異臭、悪臭)
■ 耳垢の色がいつもと違う
■ 痒がって掻いている
■ 耳を触ると嫌がる、痛がる
■ 化膿している

状態によっては、上記以外にも治療を要することがあります。
耳の状態に不安がある、いつもと様子が違うと感じるようであれば、動物病院を受診して適切な治療を受けるようにしましょう。無理に耳そうじをしようとすると、かえって状態を悪化させてしまうことがあり危険です。

原因

外耳炎の原因はさまざまですが、なかでも細菌や真菌(カビ)、耳ヒゼンダニ(耳ダニ、耳疥癬とも呼ばれる寄生虫)によるものが多い傾向にあります。その他、全身性のアレルギー性皮膚疾患(食物アレルギー、アトピー)に併発して起こったり、耳の掃除不足、耳の中のできもの(腫瘍、ポリープ)、異物、持病、健康上の問題がある、などの要因によって起こったりすることもあります。
また、垂れ耳の犬種※1や耳の中に毛が多く生えている犬種※2は、より耳の中の通気性が悪く、蒸れやすい状態であるといえます。
※1:レトリーバー種、ミニチュア・ダックスフンド、ビーグルなど
※2:テリア種、プードル、シーズーなど

治療

動物病院で外耳炎と診断された場合は、耳の中の洗浄と原因にあわせた治療を行います。
細菌、真菌(カビ)が原因であれば、それぞれ抗生物質、抗真菌剤を使用します。
耳ヒゼンダニが原因であれば、駆除薬を使用します。
全身性のアレルギー性皮膚疾患の場合は、その治療を行います。かゆみを抑える薬を投与することもあるでしょう。

外耳炎は、慢性化、再発しやすいため、完治するまで根気よく治療を続けることが大切です。
外耳炎と診断されたら、獣医師の指示に従って治療を続けます。状態が良くなっても自己判断で治療を途中でやめてしまうことのないようにしましょう。
治療後も、定期的に耳そうじをして再発を防ぎましょう。

関連記事:【犬:耳のトラブル】セルフケアで予防しよう!

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

関連カテゴリー・キーワード
関連記事