人にも怖いおなかの虫(腸内寄生虫)①  人に引き起こす主な病害

  • 2017-5-18
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おなかの虫は、犬や猫だけでなく人にも感染し、さまざまな病害を引き起こします。
愛犬・愛猫、そして飼い主さん自身の健康を守り、楽しく暮らすために、おなかの虫について理解しましょう。

人に引き起こす主な病害

トキソカラ症(犬猫回虫症)
犬回虫・猫回虫が人に感染して起きる病気です。
回虫は人間の体内では成虫になれず、幼虫のまま体内を巡り、内臓や眼など様々な臓器に寄生して障害を引き起こします。
特に幼児に感染すると重症化しやすいので注意が必要です。
公園の砂場や犬猫の排泄物、犬猫の毛についた回虫の卵が何らかの経緯で口から入ることで感染します。
また、感染した家畜(主に鶏)のレバーや肉を生で食べることでも感染します。

瓜実条虫症
ノミが媒介します。
ノミの体内には瓜実条虫の幼虫が潜んでいることがあります。
人が感染しても通常は無症状ですが、濃厚感染すると主に下痢などを引き起こすことがあります。
犬猫とのスキンシップや、犬猫に寄生したノミを手でつぶした時や、何らかの経緯でノミが口に入ってしまうことで感染します。

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エキノコックス症(多包虫症)
感染源の動物には北海道に生息する野生のキタキツネが有名ですが、飼い犬や猫にも感染します。
感染したキツネや犬猫は、糞便中に多量の虫卵を排泄します。
これが野ネズミにうつり、感染した野ネズミを捕食することで、他のキツネや犬猫に感染します。
人へは感染動物の排泄物に含まれる虫卵が口に入ることで感染します。
犬や猫が感染しても重い病気にはなりませんが、人に感染した場合が問題です。
感染後5~10年は自覚症状はありませんが、幼虫のまま肝臓内で増殖し、次第に重い肝機能障害を引き起こします。
放置すれば血流やリンパ流にのって全身を巡って転移し、90%以上が死に至る怖い病気です。
むやみに野生動物には触れないようにしましょう。

ここまで、主な病害について説明しました。
その対策と予防については、「人にも怖いおなかの虫(腸内寄生虫)② 感染経路と予防について」でお伝えします。

画像:http://www.shutterstock.com/

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