ペットが幸せそうに寝ている…動物も夢をみるの?

  • 2016-9-25
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私たちは、その日の夢によって寝起きの気分を左右されたりするものです。 夢のことを他人に話したり、夢で占いをする人もいるでしょう。あなたのペットはどうでしょう?

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動物の睡眠について

「今日は幸せそうな顔で寝ているなぁ…」
「この子ったら涎(よだれ)を垂らして寝ている、きっと夢を見ているに違いがないわ!」
と、寝顔を見て考えたことはないでしょうか。
実際、動物は私たちと同様に夢をみることがあるのでしょうか?
今回はそんな疑問について、一緒に考えていきましょう。

夢の話をする前に、まずは動物の睡眠について説明をします。動物は、脳が発達するにつれて睡眠の仕方を変えてきました。
ペットとして金魚などを飼っている人なら分かるかもしれませんが、魚類や両生類は眠るとき、じっと動かないのが特徴です。

そこから爬虫類のように脳が大きくなってくると、交互にノンレム睡眠とレム睡眠をとるスタイルに少しずつ変化してきます。そして哺乳類や鳥類は、はっきりとノンレム睡眠とレム睡眠の違いが分かるような形で睡眠をとるように進化してきました。ここで、「レム睡眠」とは何なのかを詳しく説明したいと思います。

夢の仕組み

実はこの「レム睡眠」なるものが、夢に大きく関係するとされています。レム睡眠は身体を休ませる、ノンレム睡眠は脳を休ませる役割を持ちます。脳の小さい魚類や両生類にとって、睡眠とは身体を休ませるためのものでした。

しかし、ノンレム睡眠をするようになったおかげで睡眠中は脳を休ませ、私たちが起きているときは脳をフル回転させることができるようになったのです。結果的にノンレム睡眠の誕生が、大脳の発達に大きく寄与しているのです。

そして次第にレム睡眠中は、身体を休ませるだけでなく、記憶の整理や定着、シュミレーションなど脳の保守・維持活動の役割を持つようになりました。一夜漬けの勉強に意味がないと言われるのは、学習の定着には睡眠が不可欠と考えられているからなのです。

あなたの犬や猫も夢をみている?

さて、本題に戻って犬や猫は夢をみているのかという疑問です。言葉を話さない動物に夢の存在を尋ねることができないので断言はできませんが、今まで説明をしてきたとおり"レム睡眠中に夢をみている可能性"は極めて高いと言えるでしょう。

身体は眠っているけれど、半目で寝ていて眼球がすばやく動いているのが確認できたり、ヒクヒクと手足が痙攣しているように動いているときがレム睡眠です。このようなときには、脳が活発に動いていて、夢をみている可能性が高いのです。

ペットも夢をみるということですから、寝ている最中に足をパタつかせていたり、寝言を言っていたりしても驚く必要はないという訳ですね。

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犬と人間の睡眠・夢のちがい


私たちと同じように、猫や犬も夢を見るということが分かりましたが、睡眠や夢には違いもあるようです。たとえば、犬は昔、野生時代だったころに敵から身を守るために深い眠りにつきません。常に脳を研ぎ澄ませていて、レム睡眠が全体の8割を占めているといいます。

また、人間の見る夢は視覚的な夢がほとんどだと言われています。これは、人間や猿などの霊長類は脳の大半を視覚情報に使っているからだと言われているためです。確かに、聞く夢だったり、嗅ぐ夢は少ないかもしれません。

同じ理屈で考えると、人間より嗅覚が発達した犬や猫はどうなるのでしょうか。
人間は夢を「見」ますが、あの子たちは夢を「嗅」いでいるのかもしれませんね。

画像 http://www.shutterstock.com/

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