【プロカメラマンの撮影のコツ】空気感を写しだす

  • 2016-8-12
2.写真の空気感_O6A6986

カメラマンである私の体験をもとに、愛犬と家族の空気感まで写す素敵な写真を撮るためのちょっとしたコツを少しずつご紹介していきます。 今回のテーマは「空気感」です。

写真の空気感を大切に

「写真の空気感」、少しわかりにくいでしょうか?でも非常に大切な表現です。

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写真には、ピント(被写界深度)があります、被写体の一部分にだけピントが合っていて、手前や奥がボケている写真。
または、写真全体にピントが合っている写真。

_MG_5615

どちらの写真が空気感を感じることができるでしょうか?
もちろん好みはありますが、間違いなく前者のピントが浅い写真の方が、被写体に立体感が出て空気感を感じられるはずです。

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プロカメラマンは必ずピントラインを意識しながら撮影します。
どのくらいピントを深くするか、意識しながら撮影してみましょう。
わんちゃんは動くのでピント合わせるのが大変です、出来るだけ沢山連写をして撮影すると、ベストショットを逃しにくいですね。

レンズは明るく長いレンズほどピントは浅くなります。
一眼レフの様な絞りやシャッタスピードを調節できるカメラであれば、色々な絞りで撮影してみると、ピントの深さで被写体の見え方が変わる事が分かります。

WANCO160703_0105

次に、被写体との距離でもピントの深さが変わります、同じ絞りであれば近ければ近いほどピントが浅く見える様になります。
広角レンズの場合は、わんちゃんにくっつくほど近くで撮影するとピントが一部分に合い、表情だけに注目を集める面白い写真が撮影できます。

長いレンズであれば、わんちゃんのどこにピントを合わせるかで、色々な表現ができる様になります。
目だけにピントを合わせれば、目の輝きや表情が強調され、毛並みにピントを合わせれば、毛一本一本の美しさが表現できます。

_MG_6401

それに、前回のコラム「写真と光の素敵な関係」の光の方向性を合わせて撮影すると、さらに撮影の幅が広がります。
早朝の青い光の中、夕日の赤い光の中、空気感のある印象的な撮影を試してみましょう。
あえて逆光でハレーション(乱反射)を起こすのも良し、夕日の中シルエットだけを残すのも良し、イメージ出来ましたでしょうか?

ピントの深さ、光の方向、ブレ等を調節することで、わんちゃんに立体感が生まれ、空気感が豊かな写真が撮影できます。
撮影には正解はありません。ただ、ちょっとした知識と工夫で全く変わりますから、気負わずたくさん試してみましょう!

“わんちゃんとの、かけがえのない時間 一生ものの永遠を残す。内田明人写真事務所

bnr

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