往診依頼前に知っておきたいポイント

  • 2016-8-2
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往診は万能・安心?

往診は万能・安心?メリット・デメリットをチェック
ペットの様子が急変してしまったり、具合の悪そうな様子が続いているものの、どうしても連れて行く時間が割けないなど、やむにやまれぬ事情があって病院で獣医さんに診てもらうことができなかったりする場合、往診を頼めたら・・・と思いますよね。

しかし、どこの動物病院でもすぐに応じてもらえるというわけではありませんし、ありがたいサービスである一方、特有のデメリットや限界もあります。どのようなメリット・デメリットがあり、どういったケースが往診向きなのか、また依頼する際にはどのような点に気をつけておけばよいのかなど、いざというときに備えて知っておきたい知識をまとめてみました。
どんなときに利用する?
ペットは自分で病院に行くことはできませんから、飼い主さんが連れて行かなければなりません。その際、乗せていける車など移動手段が確保できない場合、飼い主さんも体調を崩しているなど動けない事情がある場合、また多頭飼いやその他の理由からどうしても家を空けられないといったケースでは、往診を考えることになるでしょう。

ほかにも、車に乗せるとペットが著しく興奮してしまう、酔ってしまう場合やペットを動かすと症状が悪化しそうな緊急の場合、これまでに待合室で他のペットとトラブルになった経験があるなど、そのペットの状態によって、往診が適している可能性が高くなることもあります。

どんなことをしてもらえる?デメリットはあるの?
やはり往診をと希望する場合、まず対応している動物病院を見つけなければなりません。往診に出れば、その分病院内の獣医師・スタッフがいなくなってしまいますから、少人数の病院では対応できないことももちろんあります。

対応状況も千差万別で、専用車を用意しているような獣医さんもあれば、最低限の器具を入れた鞄ひとつで向かう獣医さんもあります。一般的には、診察器具としての聴診器と、応急処置対応が可能な基本の治療道具、通常治療でよく用いる薬品類といった程度の持ち合わせで往診に向かうケースが多いとされています。

詳細は各病院に問い合わせて確認することが一番ですが、いずれにしても可能な診察・検査が、通院に比べ限定されてしまうことには違いありません。基本的には、飼い主さんへの問診と触診、聴診、視診などで診断を行い、応急処置や皮下注射、投薬で治療、血液検査の採血などまでは往診で可能です。

しかし、血液検査でもその場で結果を知ることはできませんし、レントゲンなどの装置による精密検査が必要な場合、応急処置をこえる治療が必要な場合などは、往診でカバーできません。獣医師が判断して、そのまま往診車で病院へと運んでくれるケースもありますので、問い合わせの際に確認しておくのもよいでしょう。
依頼する際のポイントと日頃から注意したいこと
往診で分かること、できることは、どうしても限られてしまいがちですから、特別な事情がなければ、総合的にみて病院へ連れて行くほうが確実と言えます。しかし、連れて行けるまで何もしないよりは、往診をお願いすることがよいケースももちろんあります。

依頼する際には、飼い主の住所や氏名、電話番号、診察券番号といった基本情報と、ペットの種類や現在の状況、診察経験の有無などを、確実に伝えます。往診に来てもらえることになったら、家までの道順や近所の目印となるものなどを慌てずに伝えましょう。

来てもらうまでに、ある程度のスペースを確保し、ペットにはリードを付ける、ケージに入れるなど、治療を始めやすい環境を用意しておくとスムーズです。場所はペットも落ち着けることができ、手元が見えやすい、明るい場所が最適です。最低限のタオルなども、念のため用意しておきましょう。

獣医師にとって、初めて接する動物である場合、往診ではより診断が難しくなりますから、できるだけかかりつけの病院に頼めるとよいですね。そのためには、普段からその病院が往診に対応してもらえるか、知っておくことが大切です。

ペットの様子が急変した際、病院に連れて行けない可能性があるという飼い主さんは、普段の健康なときから往診を頼める専門ドクターを探しておくことも必要でしょう。往診治療には限界があることも理解し、できる限りペットにとっても最良の方法を選んであげたいですね。

(画像はイメージです)

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