スリスリ・・・犬がカラダをこすり付けるのはなぜ?

  • 2016-4-6
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お散歩中やお風呂上りに、愛犬が床に身体をこすり付ける光景、みなさまもよくご覧になるかと思います。

こすり付けは習性?病気?
ゴロゴロと床を転がったり身体をこすり付けたりする姿は愛らしくもありますが、衛生面がちょっと心配になることもありますよね。また、余りにひどいと「何かの病気かしら」と不安になることもあるかもしれません。

ここでは、それぞれの場合に応じて正しく対処をするためにも、愛犬が床に身体をこすり付ける理由を、無害なケースと病気の可能性があるケースにわけて説明したいと思います。

無害なケース
お散歩中に地面に身体をこすり付ける、お風呂上りに床に身体をこすり付ける――この場合は習性によるところが大きいため、余り心配はいらないと言えるでしょう。

お散歩中の地面へのこすり付けは、自分のにおいを消そうとしている行為と考えられます。

今では人と仲良く暮らしている愛犬も、遠い祖先は狩猟によって生活していました。その際には、自分のにおいで標的となる相手に自分の存在が気づかれてしまわないように、自然にあるにおいでカモフラージュしていたのです。

この場合のこすり付けの対象は、地面のみならずフンやゴミ捨て場など、思わずギョッとしてしまうような場所もあるかと思いますが、強いにおいほどカモフラージュには適していると考えられますし、習性として受け入れて、お家に帰ったら蒸しタオルやブラッシングで清潔にしてあげてくださいね。

次にお風呂上りに身体をこすり付ける行為ですが、これは先ほどとは少し違って、自分のにおいを付け直すためです。

「せっかくシャンプーをしたのに……」ともったいなく思ってしまうかもしれませんが、愛犬にとっては、シャンプーのにおいよりも自分のにおいの方が慣れ親しんだ落ち着く香りなのです。

ですから、愛犬の心を落ち着かせるためにも、お風呂上りのこすり付けは広い心で見守ってあげてくださいね。

また、シャンプーのしすぎは皮膚の異常につながることもありますので、シャンプーよりも普段のブラッシングを重視して、汚れが気になる場合は蒸しタオルで落としてあげるなど、普段から清潔な状態を保つのが重要です。

病気のサイン
さて、ここからが心配な、病気のサインでこすり付けをしている場合のお話です。
背中など身体全体をこすり付けている場合は、寄生虫やアレルギー、皮膚炎、ホルモンバランスの異常、腫瘍が考えられます。
特にお尻をこすっている場合は、肛門腺が細菌に感染していたり、脂肪がたまっている可能性があります。

また、目の場合は結膜炎、顔全体の場合は角膜炎、鼻の場合は鼻炎や副鼻腔炎、蓄膿症、首の場合は外耳炎、何も挟まっていないのに口をこすっている場合は歯や歯肉に異常がある疑いが強くなります。

こういった病気やアレルギーは放っておくと大変なことになりかねませんので、異常なこすり付けが見られる場合には、はやめに病院の受診を行うことをおすすめします。

肛門腺の異常などは病院で診て貰うことですぐによくなることも多いですし、歯周病が悪化して副鼻腔炎、さらに悪化して蓄膿症など重態化していくケースもあります。

こすり付けは愛犬の状態を知る大事なサイン
最後に、お散歩やご飯、一緒に遊んだあとなどに幸せそうにゴロゴロと床に身体をこすり付けている場合、これはまさしく愛犬が心から満足しているときの行動です。

こすり付けには病気のサインの場合もありますが、愛犬も人間と同じで何気なく転がってみたり掻いてみたりということはあります。

過剰に心配して愛犬に不安が伝わってしまうのもよくありませんから、日頃からしっかりと様子をうかがい、異常のサインが出たときには的確に見抜けるようになることが重要です。

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画像:http://www.shutterstock.com/
http://www.photo-ac.com/main/detail/237021

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