【犬:耳のトラブル】セルフケアで予防しよう!

  • 2016-3-30
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愛犬の耳をこまめにチェックし、定期的なお手入れをすることにより、病気の予防や早期発見をすることができます。 普段から定期的に耳そうじをして、耳のトラブルを防ぐようにしましょう。

耳の構造

耳
犬の耳の中は、外耳道(鼓膜から耳の穴の出口まで)がL字型をしており、鼓膜を目で確認することができません。鼓膜を守るのに都合の良い構造をしているのです。その一方で、通気性が悪く高温多湿の環境になりやすいといえます。
気温、湿度が高くなる夏場や垂れ耳の犬種(レトリバー種、ダックス等)は、特に耳の中が蒸れやすくなります。何もケアをしないでいると、細菌や真菌(カビ)、寄生虫などが耳に繁殖して、外耳炎などの病気を起こす原因となってしまうのです。一度トラブルを起こすと慢性化しやすく、くり返してしまうことも。
そうならないためにも、普段から定期的に耳そうじをして、耳のトラブルを防ぐようにしましょう。

耳の状態をチェックしよう

まず、そうじをはじめる前に以下に当てはまる項目がないかチェックしてみましょう。
ひとつでも当てはまる項目があれば、外耳炎などの耳トラブルを起こしている可能性があります。

□ 耳の中が赤い、腫れて穴が狭くなっている
□ 耳の中からいつもと違う臭いがする(異臭、悪臭)
□ 耳垢の色がいつもと違う
□ 痒がって掻いている
□ 耳を触ると嫌がる、痛がる
□ 化膿している

耳の状態に不安がある、いつもと様子が違うと感じるようであれば、動物病院を受診して適切な治療を受けるようにしましょう。
状態によっては、上記以外にも治療を要することがあります。
無理に耳そうじをしようとすると、かえって状態を悪化させてしまうことがあり危険です。
また、自宅での耳そうじがはじめて、慣れていない、うまくできないようなときも、動物病院やブリーダーへ相談しましょう。

耳そうじをしてみよう!

耳そうじに必要なアイテムとして、イヤークリーナー(耳の洗浄液)とカット綿あるいは柔らかいガーゼを準備します。イヤークリーナーを使うことで、耳の中の汚れ、耳垢、滲出物、異物を除去することができます。
なお、綿棒は強く擦って耳を傷付けたり汚れを奥に押し込んでしまったりする恐れがあるため、家庭での使用はおすすめできません。

【手順】
製品に記載された説明をよく読んでから使用してください。
イヤークリーナーが飛び散るので、汚れても良い服装で屋外やお風呂場で行ってください。
(1)洗浄液を耳の中にいれます。
(2)耳根部を数回クチュクチュと軽くマッサージします。
(3)耳から手を放すと首を振るので、耳道内の液や汚れが外に出てきます。首を振らないときは、耳に息を吹きかけてください。
(4)汚れの状態によって(1)~(3)を1、2回繰り返します。
(5)耳の外についた液や汚れをカット綿等でやさしく拭き取ります。その後は耳をよく乾燥させましょう。
※耳の状態を確認しながら定期的に実施しましょう。実施する頻度は、個体により耳の状態が異なるため、獣医師にご相談ください。

イヤークリーナー使用手順

【ポイントと注意】
□ 洗浄液は静かに注入します。勢いよく注入すると鼓膜を傷付けることがあります。
□ 冬場で洗浄液が冷たくなっている場合は、人肌程度に暖めてから使用してください。
□ 洗浄後は耳の中をよく乾燥させます。垂れ耳の犬では、一時的に耳を裏返したり、ヘアゴムで頭の上でしばったりすると良いでしょう。
□ 汚れを除去するのに耳の中をガーゼや綿棒で強く擦ったり、耳の奥まで入れて無理に取ろうとしたりするのはやめましょう。犬の皮膚は人と比べてとても薄いため、ちょっとした刺激で傷になってしまったり、汚れを奥に押し込んでしまったりすることがあります。

 

耳の中の汚れ、臭いがあるときは、耳そうじが必要なタイミングの目安となります。
愛犬の耳をこまめにチェックし、定期的なお手入れをすることにより、病気の予防や早期発見をすることができます。愛犬の耳の健康を守るために、実践してみてはいかがでしょうか。

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