ペットを飼うことが子どもの情操教育に良い理由とは?

  • 2016-3-9
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思いやりや創造性のある豊かな心を育むための教育を「情操教育」と呼びます。ペットを飼うことは、子どもたちの心の成長にも多くのメリットをもたらします。その理由をご紹介します。

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ペットを飼うことが子どもの情操教育に良い理由とは?

「情操教育」とは、思いやりや創造性のある豊かな心を育むための教育です。
ペットを飼うことは、子どもたちの心の成長にも多くのメリットを与えてくれます。ここでは、その理由を見ていきましょう。

■命の大切さを学ぶことができる

ペットという人間とは違う生き物が身近にいることは、幼い子どもにとって貴重な体験になります。
動物は人間より成長が早いため、子猫や子犬のときから飼っていたとしても、多くは飼い主よりも先にお別れの時が来るでしょう。

子どもはペットの死を看取ることで「死」とはどういうものなのか、身を持って学んでいきます。
また、家で犬や猫が子どもを産んだとすれば、そこからも命の大切さを学べるでしょう。
生と死の両方を経験するということは、日々の生活のなかではなかなかありません。

命の大切さを知ることができると言いましたが、このためにはまず親がまじめにペットと向き合うことが必要です。
散歩先で排泄物の後始末をしない、予防接種や定期健診に連れて行かない、めんどくさいからと散歩をサボるなどの行動を親が見せれば、子どもたちも「ペットの世話は適当にやればいいや」とペットをぞんざいに扱うようになります。これでは命の大切さも伝わりませんね。

ペットを飼う場合は、ペットも家族の一員だと理解し、最期まで付き合う覚悟を持ちましょう。

 

■思いやりの心や感受性が育つ

特に小動物は、人間が世話をしてあげなければ生きていくのが難しいこともあります。
ペットと過ごすことによっても、子どもは自分より弱いものへの思いやりを覚えます。
弟や妹、自分より子どもといった相手への思いやりを身につけていくでしょう。

 

ペットは人間のように喋ったりしません。しかし、鳴いたり尻尾を振ったりと全身で感情を表します。
言葉だけではないコミュニケーションを通して、子どもは相手を観察し、その心を理解するためのスキルを磨いていくのです。

アメリカでは小学校や図書館で、子どもが犬に向けて読み聞かせをするというプログラムが開催されています。
犬が側にいるという安心感やリラックス効果から、子どもも落ち着いて読書をすることができ、読解力の向上も期待できるそうです。

■責任感が身につく

食事を与える、散歩に連れて行く、排泄物の後始末をする……とペットの世話にはやることがたくさん。
ペットは生き物なので、人間の都合で毎日の世話をやめるというわけにはいきません。
子どもたちに、世話の一部を任せることで「自分が面倒をみなくちゃ」と責任感を養うことができます。
責任ある役目を子どもに与えることで「自分のことを信頼してくれているから世話を任せてくれるんだな」と思わせることで、誰かに求められ、頼られるという経験が子どもたちの自信にもつながるでしょう。

また、小さな子どもと同じように犬はさまざまなものに興味をしめし、人間のおもちゃをかじったり食べようとすることがあります。
そういった理由から、子どもも「おもちゃは遊んだら片付けなきゃ」という風に、持ち物の管理をするようになるでしょう。

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■他者とのコミュニケーションが増える

たとえば、ペットをしつける場合、家族ごとに対応を変えるのではなく、家族みんなが同じ態度で接することが必要です。
「食事の量はこれくらい」「叱るときの方法」といった情報を共有する場合も家族のコミュニケーションが生まれます。
家族の会話が多くなれば、家庭の雰囲気も自然と良いものになり、そうした穏やかな雰囲気のなかで育った子どもは、自然と心も穏やかになります。

また、犬を飼う場合、近所に散歩に行くことも多いでしょう。
散歩をしていれば、ご近所の方から「かわいい犬だね、なんて名前なの?」という風に会話をすることもあります。家族や同級生、幼稚園や学校の先生だけでない多様な人々と関わる機会が生まれます。
散歩のなかで家の周りの危ない場所を知ったり、運動不足が解消されたりといった効果もあります。

しかし、子どもは飽きっぽい……

最初は夢中になって世話をしていても、ゲームや勉強とほかにやりたいこと、やらなければいけないことが増えると、子どもはペットに興味をしめさなくなってしまいます。
こういった事態を避けるには、大人がフォローをしてあげることが必要です。
一緒に飼育日記をつけたり、ペットについてのニュースがあればリビングにいるときに話してみたりとコミュニケーションを取りましょう。
また、ペットショップや動物園に足を運んで、お店の人や飼育員に話を聞いてみるのも良い方法です。生き物全体への関心から、ペットへの興味づけにつなげることができます。
命の大切さを学んだり、感受性が育ったりと、ペットを飼うことは子どもの情操教育にとっても多くのメリットがあります。
最期まで付き合うことができるなら、ペットを飼って、その世話を子どもに任せるのも良いかもしれませんね。

出典 http://www.shutterstock.com/

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