おなかの虫(腸内寄生虫)を知ろう①  おなかの虫の主な種類

  • 2016-2-9
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おなかの虫を知ろう(腸内寄生虫)

おなかの虫として知られる寄生虫は腸内寄生虫と呼ばれ、主に腸の粘膜にくっついて血液を吸ったり、腸に入ってきた食べ物を栄養源にして生きています。

糞便中に目で確認できるものから、とても小さくて肉眼では見えないものまで大きさは様々で、中でも卵は特に小さいです。
しかも、目立った症状が出ないことが多いです。
それゆえ、実際に寄生されていても気づかないケースがほとんどです。

しかし、発見が遅れてしまえば、いつの間にか寄生虫は増殖してしまいます。
やがて犬や猫に様々な病害を引き起こすこともあれば、
その卵が室内に広がって人に感染することも考えられます。

そうならないためにも、正しい知識をもって定期的に駆除することが大切です。
ここでは、犬や猫に感染する代表的なおなかの虫を紹介します。
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おなかの虫の主な種類

回虫
犬回虫の成虫は18cm以下、猫回虫の成虫は10cm以下の細長いひも状の姿をしています。
それらは、犬や猫の小腸に寄生し、食物の栄養分を横取りします。
症状には下痢、体重減少、発育不良などがあり、
悪化すれば腸が詰まる(腸閉塞)こともあります。
感染経路としては感染した動物の糞便や水たまり・地面との接触、感染した小動物(ネズミなど)の捕食などによる口からのほか、胎盤(犬)・母乳(犬猫)からの母子間のものもあります。
また、人にも感染し、特に幼児は重症化して視力障害になることがあります。

鉤虫
鉤虫の成虫は体長1~2cmの白い糸のような姿をしています。
それは鋭い牙で小腸の粘膜に咬みついて吸血し、その血液を栄養源とします。
症状には小腸からの出血による黒色便・軟便・貧血などがあり、
ひどいときは鮮血便や下痢・発育不良、重症な貧血で命に関わることもあります。
感染経路としては感染した動物の糞便との接触による口から、胎盤や母乳を通じての母子間のほか、
付着した鉤虫が皮ふに穴を開けて入り込むことがあるのが特徴的です。
また、人に感染しても感染しても成虫にまで成長することはできませんが、
皮膚から進入された場合に皮膚炎になることがあります。

瓜実条虫
瓜実条虫の成虫は、ウリの種がいくつも繋がったような細長い糸状の姿をしています。
犬猫の糞便中には虫体の一部が切り離された米粒状の片節の状態でみられます。
それは小腸に寄生し、食物の栄養分を横取りします。
感染されてもほとんど無症状ですが、多数に寄生されると下痢や軟便、食欲不振になります。
また、感染経路が特徴的で、ノミを介して広まります。
例えばグルーミングなどで、瓜実条虫をもつノミを飲み込むことにより感染します。
よって、予防・駆除には瓜実条虫だけではなくノミの継続的な駆虫が必要です。
また、人に感染してもほとんどが無症状ですが、幼児には下痢や腹痛が見られます

その他の寄生虫

鞭虫
虫の卵を飲み込むことで感染します。
小腸で孵化して成長し、盲腸で成虫になり産卵をします。
未成熟卵が糞便中に排出されてから1ヶ月位で感染能力をもつ成熟卵になります。
生後7ヶ月以上の犬によくみられます。
マンソン裂頭条虫
幼虫をもった両生類、は虫類、鳥類を捕食することで感染します。
カエルやヘビ、ネズミなどの動物を捕食させないようにしましょう。
多包条虫・猫条虫
幼虫に感染したねずみなどを捕食することによって感染します。

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ここまで、被害の多い寄生虫について説明しました。
では、どうしたらよいか、対策はどうするのか。
それについては、「おなかの虫(腸内寄生虫)を知ろう② 寄生虫に感染しないようにするには?」で「心がけ」としてお伝えします。

画像:http://www.shutterstock.com/http://www.photo-ac.com/

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